超絶過酷なトレイル大会で趙家駒選手が大会記録を13分縮める驚異的な体力披露

イタリアで開催された全長約330キロのトレイルランニングレース「トルデジアン」で16日、中国の趙家駒選手が65時間55分22秒という大会新記録で優勝した。趙選手は創設されて16年になる同レースで優勝した初めての中国人選手となったほか、66時間8分22秒という大会記録を13分も縮めた。
「トルデジアン」は、世界的に有名なトレイルランニングレースで、今年のコースは336.1キロ。累積獲得標高はチョモランマ約3座分の高さの2万4000メートルで、制限時間は150時間という過酷なレースだ。
2010年から開催されている「トルデジアン」に、中国人選手が初めて参戦したのは2012年で、2025年には張偉強選手が74時間33分というタイムで6位に入賞した。
趙選手はこの過酷なレースで驚異的なスタミナと絶妙な戦術を披露。35時間42分走り続けた後、エイドで1回目の休憩を取った。そこで、実際に睡眠を取ったのはわずか約20分で、その後も、エイドステーションに入ると10分寝て、また走り出すという、小刻みに睡眠を取る作戦を採用した。約330キロを走りぬく間に、趙選手が取った睡眠時間はわずか約1時間ほどだった。
1995年に貴州省で生まれた趙選手は、警備員やデリバリー配達員など、これまで様々な職業を経験してきた。2014年前後に、浙江省杭州市でデリバリー配達員をしていた時、普通であればバイクで配達するのに対して、趙選手は走って配達していたという。配達件数も1ヶ月当たり1500件で、「有給のトレーニング」と見なしていた。
2017年、趙選手はプロのトレイルランナーになり、成績をぐんぐん伸ばした。そんな趙選手が超絶過酷な「トルデジアン」に参戦したのは今年が2回目。初参加となった昨年9月は、エイドステーションがある203.8キロ地点で、体力が尽きてしまい、棄権せざるを得なくなった。その際、彼は「必ず戻ってくる」と語っていた。
それから1年が経ち、趙選手は宣言通り再びレースに戻ってきた。しかも大会新記録を塗り替えてチャンピオンとなり、見事な復活ドラマを演じてみせた。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年9月17日
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