国慶節7連休も「村カフェ」が人気に セールスポイントは大きく変化

人民網日本語版 2026年10月09日16:26

中国は10月1日から7日までが、国慶節(10月1日)に合わせた7連休となった。連休中、浙江省永康市後呉村で1軒目となるカフェでは、ハンドドリップコーヒーの香りが立ち込めていた。そして、若い観光客が次々訪れ、ソテツの横にある木製のテーブルでコーヒーを楽しんでいた。中国新聞網が伝えた。

浙江省の後呉村で1軒目の「村カフェ」で写真を撮影する女性(撮影・林波)。

浙江省の後呉村で1軒目の「村カフェ」で写真を撮影する女性(撮影・林波)。

「9月初めにオープンしたばかりだが、経営状態は良好」と話すカフェのオーナー・王珍珍さんは、長年空き家となっていた存誠堂をカフェにリノベーション。後呉村初のカフェをオープンさせた。

国慶節7連休中、「村カフェ」は活況を呈したのだろうか?

王さんが経営するカフェから、中国各地の竹林、海の島、古村にある「村カフェ」に至るまで、その答えは「イエス」だ。しかし、各カフェのセールスポイントなどが今、大きく変化している。

浙江省寧波市慈城鎮毛岙村には竹林に囲まれた湖畔があり、そこにはドイツ人のフランクさんが経営するレトロな雰囲気漂う石造りの「毛竹カフェ」がある。連休中、同カフェも多くの観光客で賑わいを見せていた。

以前、フォーチュン・グローバル500に名を連ねる企業の中国生産部で上級管理職を務めていたフランクさんは2023年に娘が生まれたのを機に、その仕事を辞めて、毛岙村に引っ越し、カフェの経営を始めた。

多くの「村カフェ」と異なり、フランクさんが経営するカフェは、コーヒー豆の焙煎をメインとしている。2025年、フランクさんは食品生産許可証を取得し、カフェは「シーン体験」から「商品生産」に至るまでのクローズドループを実現した。

故郷に戻り起業した王珍珍さんと、中国人女性と結婚して中国の農村に根を下ろすフランクさんの共通点は、単に都市のカフェのスタイルをそのまま採用するのではなく、農村独特の資源を活用して、個性あふれる店を作り出している点だ。

「村カフェ」が人気となっている理由は、大きく変化している。浙江大学の管理学博士で、文化観光企画専門家の李罕梁氏は、「今年の国慶節7連休の市場の様子を見ると、村カフェの人気は依然として衰えていないものの、人気となっている村カフェのセールスポイントは3つの転換が生じている。それは、シーン消費から体験消費へ、コーヒー販売から農村のライフスタイル体験へ、単店のヒットから業態クラスターへの転換だ」と分析している。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年10月9日

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