中国初のニタリクジラ重要生息地を設置

人民網日本語版 2026年10月15日13:58

中国農業農村部(省)の公式ウェブサイトは13日、同部がこのほど、広西壮(チワン)族自治区北海市の潿洲島周辺海域にニタリクジラの重要生息地を設置する公告を発表したと伝えた。これは中国初のニタリクジラ生息地であり、中国近海における大型クジラ類の生息環境保護の空白を埋めるものだ。中国新聞社が伝えた。

今回設置された生息地の海域面積は335.43平方キロメートルで、年間8カ月半にわたって禁漁を実施する。これには、毎年12月から翌年4月までの特別禁漁期間に加え、毎年5月1日から8月16日までの南中国海の夏季休漁期間が含まれる。

ニタリクジラは、世界の海洋を回遊する海洋生物であり、中国の国家一級重点保護野生動物に指定されている。その一生は、おおむね子クジラ、亜成体、成体、老齢期の4つの成長段階に分けられる。毎年12月から翌年4月にかけて、北海市の潿洲島周辺海域は餌となる生物が豊富で、生息環境にも恵まれているため、数多くのニタリクジラが回遊してきて、餌を食べ、生息し、成長・発育するほか、移動の途中で休息する。

今回のニタリクジラ重要生息地の設置と、それに伴う禁漁制度の実施は、個体の生存を確保し、個体群の持続可能な発展を維持するとともに、世界規模でのニタリクジラの協調的な保護を進めるうえで重要な役割を果たす。同時に、生息環境に対する特別保護を一層強化し、漁業活動、船舶の航行、ホエールウォッチング観光など、人間の活動による干渉を効果的に軽減することで、人と自然の調和的な共生の実現を推進することができる。

2018年にモニタリングを開始して以来、潿洲島周辺海域では、これまでに累計で70頭を超えるニタリクジラの個体が識別されている。ここでは、個体群の構成が安定し、行動パターンも明確な野生個体群が形成されている。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年10月15日

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