輸入博で世界のイノベーション動向を「先取り」

人民網日本語版 2026年11月03日16:32

(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

第9回中国国際輸入博覧会(輸入博)がまもなく開幕する。今回の輸入博は、最先端のイノベーション成果が勢揃いし、「世界初公開、アジア初出展、中国初披露」の数が歴代最高を更新し、世界のイノベーション動向を「先取り」する場となる。

■広がり続ける応用の地平線

人工知能(AI)に関する分野を見てみると、AIが身体性を持ち始めている。インテリジェント・レーシング・ファンデーションは人型ロボットによる卓球対戦テストを展示し、人間が関与することなく、ロボット自身が視覚認識、軌跡予測、戦術選択、打球プランニングなどの機能によって高速かつ連続したラリーを行う様子を紹介する。

AIは日常生活にも浸透している。ボッシュはスマートハイブリッド全館空調ソリューションを展示し、冷房・暖房・給湯・室内空気質を一体的に管理し、AIの自己学習によりエネルギー需要を予測判断する様子を紹介する。シーメンスの人型ロボット全プロセスエンドツーエンド(E2E)ソリューションは、ロボット本体の設計、プロセスシミュレーション、バーチャルコミッショニング(仮想試運転)、産業の現場での応用などのプロセスをカバーしている。

■イノベーション成果の具体的な応用シーンへの導入が加速

医療分野では、メドトロニックがブレイン・コンピューター・インターフェース(BCI)のクローズドループエコシステムを展示する。このシステムは、パーキンソン病、本態性振戦、ジストニア、てんかんの患者に向けて、よりスマートでカスタマイズされたソリューションを探求している。

食品・パッケージング分野にも新たな応用が数多く登場する。ルイ・ドレフュスは特殊なリン脂質やタンパク質を含む一連の革新的な動物栄養製品を展示する。シナールマス・グループAPP(アジア・パルプ&ペーパー)はパッケージングのソリューションをめぐり、食品や医薬品などの分野における紙ベース材料のプラスチックに代わる応用を展示する。

■多国籍企業が中国でのイノベーション事業展開を加速

中国市場をグローバルイノベーション戦略に組み込む多国籍企業がますます増えており、中国人消費者のニーズを踏まえて製品やサービスを調整するとともに、中国国内のパートナーとの協力を通じてイノベーション成果の実用化を推進している。

ニュージーランドの乳製品大手フォンテラの周徳漢(Teh-han Chow)中華圏最高経営責任者(CEO)は、「輸入博はこれまでずっと当社にとって、中国のパートナーとの結びつきを深め、中国国内の市場・産業のニーズの変化を把握し、革新的な製品とソリューションを紹介する重要な場となってきた」と話す。

フォンテラは輸入博をよりどころにして中国市場への理解を絶えず深めるとともに、市場の観察を現地でのイノベーション実践へと転化させてきた。2026年6月には、四川省成都市に新たな応用センターを設立。現地の顧客と提携して、市場に合った高付加価値の乳製品応用ソリューションを共同で打ち出していく。(編集KS)

「人民網日本語版」2026年11月3日

注目フォトニュース

関連記事