新たなビジネスチャンスを創出するAI試着ミラー

人民網日本語版 2026年11月03日15:10

人工知能(AI)試着ミラーの前に立てば、バイヤーは商品を一着ずつ試着する必要がない。手を上げたり、体の向きを変えたりするだけで、さまざまなデザインのニット製品をリアルタイムで仮想試着でき、生地のしわも動きに合わせて変化する。中国新聞網が伝えた。

浙江省桐郷市濮院鎮にある濮院ファッションセンターでは、この体感型バーチャル試着端末が、バイヤーの商品選びの「最初の立ち寄り場所」となっている。

濮院ファッションセンターの張嘉鋭社長は、「現在、ファッションセンターには11台のAI試着ミラーが設置され、200業者が販売する商品はすべてバックエンドシステムに接続されている。卸売市場には試着室がないため、AI試着ミラーを利用すれば、バイヤーは目当ての商品を素早く絞り込み、商品選びにかかる時間を短縮できる」と語る。

店舗経営者の蒋雷氏は、その効果をより実感している。「店頭には300種類の商品を置いているが、バックエンドのAIには少なくとも600種類の商品が登録されている。バイヤーは一着ずつ試着する必要がなく、着用した際のイメージが一目で分かる。仕入れた商品が売れる確率も高まり、滞留在庫のリスクも小さくなる」と話す。

10月29日、浙江省桐郷市濮院鎮で「AI試着ミラー」を体験する観光客。撮影・孫楊洋

10月29日、浙江省桐郷市濮院鎮で「AI試着ミラー」を体験する観光客。撮影・孫楊洋

デジタルプラットフォームも海外進出を後押ししている。現在、「濮院ニット」デジタル貿易プラットフォームは、72カ国をカバーし、1000社を超える小売業者とつながるグローバルネットワークを構築している。今年、同プラットフォームの海外版が公開されて以降、500万着を超えるニット製品が世界各地に出荷され、多くの国際ブランドの今シーズンの新作商品となっている。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年11月3日

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