中国・イタリア産業協力基金が設立 中国事業開拓を支援

人民網日本語版 2020年10月07日14:43

イタリアの大手銀行のウニクレディトは5日、中国投資有限責任公司(中投公司)、ロエベ財団と共同で中国-イタリア産業協力基金を設立したことを発表した。イタリア企業の中国での事業を推進することが狙いで、第一期募集金額は6億ユーロ(約744億円)に上るという。

ウニクレディトは声明の中で、「中国-イタリア産業協力基金の第一期募集金額の6億ユーロはすべて中投公司とロエベ財団とウニクレディトが出資し、基金の管理はロエベ財団が行う。この基金によってイタリア企業には中国での発展のチャンスが提供され、同時に中国の消費者は欧州の質の高い製品とサービスをより便利に手に入れられるようになる」と述べた。

中投公司が同じ日に発表した声明によると、「国境を越えた合併買収をバックアップする基金として、中国-イタリア産業協力基金は主にイタリアと南欧諸国の中国事業開拓を計画する優良企業に投資する。対象の産業には先進的製造業、ビジネスサービス、消費、医療・ヘルスケアなどの各産業が含まれる。同時に、第三者からの資金調達も展開する予定だ」という。

中投公司は中国のソブリン・ウエルス・ファンド(政府系ファンド)で、2007年9月に設立された。ウニクレディトはイタリア最大手の商業銀行。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年10月7日

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