「中国デジタル娯楽産業年次サミット」が10~11日にかけて福建省厦門(アモイ)市で開催され、「2017年世界モバイルゲーム産業白書」が発表された。2017年、中国は世界最大のモバイルゲーム市場となり、モバイル電子ゲームが業界の新たなホットスポットとなったことが、統計データから明らかになった。新華社が伝えた。
「白書」のデータによると、2017年、中国モバイルゲーム市場の収入総額は146億3600万ドル(1ドルは約111.2円)で世界トップとなり、第2位の米国(77億ドル)の約2倍に達し、絶対的優位で世界最大のモバイルゲーム市場となっている。第3位は日本で、第4位は韓国、第5位は英国だった。
モバイル電子ゲームは、2017年の中国モバイルゲーム市場の「寵児」となった。同年、モバイル電子ゲーム業の収入はスピード成長を遂げ、モバイル電子ゲーム関連イベントやモバイル電子ゲーム関連コンテンツなどその他業界の収入増加をリードした。市場の全体規模は爆発的な拡大を見せ、450億元(1元は約17.1円)を上回り、250%を超える成長率を実現した。「白書」では、「中国において、モバイル電子ゲーム市場の規模が、今回初めて伝統的な電子ゲーム市場規模を上回った。これは、モバイル電子ゲーム市場が、電子ゲーム市場における今後の新たな発展すう勢となったことを示している」と指摘されている。
国家新聞出版広電総局デジタル出版司ネットワーク出版監督管理処の張懐海・処長は、「2017年、中国ゲーム市場の営業収入総額は、前年比23%増の2036億1千万元に達した」と紹介した。中国ゲームメーカー最大手「完美世界(パーフェクトワールド)」の蕭泓CEOは、「新世代の若者にとって、ゲームは、彼らのエンターテインメント・ライフの一部として、ますます重要な地位を占めるようになるだろう」との見方を示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年1月12日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn