7歳の息子が書いた「ママの勤務シフト表」。 |
看護士のママを持つ家庭は、どんな生活を送っているのだろうか?武漢大学中南病院重症医学科で看護士を務める張暁さんは7歳になる息子が書いた「ママの勤務シフト表」を勤務先に飾っているが、その表を見るたびに、思わず泣きそうになるのだという。武漢晩報が伝えた。
34歳になる張暁さんは、重症医学科で看護士として13年間働いている。息子の皮皮くんは小学2年生。「ある時、私が帰宅すると、息子が嬉しそうにシフト表を私に見せながら、今週は3日間、ママと一緒に寝られると喜ぶ様子を見て、自責の念に駆られずにはいられなかった」と張さんは話す。
張さんによると、手書きシフト表の写真にある「N1」、「N2」、「N3」は「夜勤」を指しており、「学習」とは、「科室での業務学習」、人が2人描かれているのは、「ママと一緒に寝ることができる」という意味だという。
「息子は幼稚園に入園してから、毎日朝晩、私のその日と翌日のシフトを必ず聞いてくる。小さい頃は、シフトを交替して一緒にいてほしいと駄々をこねることもあったが、今ではだんだん物わかりもよくなってきた。息子には、ママの仕事は病気の人の面倒を見ること言い聞かせていたら、息子はもし僕が病気になったら、ママは僕を看病してくれるのかなと聞いたこともあった」と張さん。
張さんは、「重症医学科で受け入れる患者は全員、重篤な状態にある病人で、彼らの看護は非常に大変。毎週、夜勤が2回あり、毎月1回の深夜勤と夜間の業務学習もある。退勤後は、話もしたくないほど疲れてしまう。エンジニアの夫も出張が多く、皮皮は小さな頃から、母方の祖父母に面倒を見てもらっている」と続けた。
「最も申し訳ないと感じるのは家族に対して。だから、家にいる時はできるだけ息子と一緒の時間を大事している」と話す張さんだが、「私は母親としてはまだまだきちんとできていない。息子に寝る前に本を読み聞かせをする場合も、いつも、最後まで読み終わらないうちに、私の方が先に寝てしまうから」と笑顔を浮かべながらも目には涙を浮かべて語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年5月15日
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