急成長を遂げている中国のインターネットサービス産業は、一気に水を吸うスポンジのように、今やますます多くの青年や壮年の労働者を取り込んでいる。あるデリバリー配達員は、「工場で働いて5000‐6000元(1元は約16.7円)稼ぐより、配達をして3000‐4000元を稼ぐほうを選ぶ」と話す。中国中央テレビ局(CCTV)のビジネスチャンネルが報じた。
ある統計によると、2019年、中国の宅配便業務従事者は1000万人を超えたほか、飲食のデリバリー配達員の数もすでに700万人を超えた。2020年に新型コロナウイルス感染拡大が発生し、労働者の産業間の移動がさらにエスカレートした。あるプラットホームが公開している統計によると、新型コロナウイルス感染拡大期間中の2ヶ月間で、新規配達員が58万人増えた。そのうち40%は製造業からの転職だった。専門家によると、これらの「労働者の集団転職」とは実際には、高いスキルが求められない加工・製造業から、サービス業の中でも高いスキルが求められない宅配便やデリバリーの配達員への移動になっているとしている。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年4月21日
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