
農業用フィルムは重要な農業生産資材で、温度を上げ、湿度や土、肥料を保ち、防虫することができる。しかしその使用量の増加が続き、使い終わったフィルムが効果的に回収されず、農地にフィルムが残ることによる汚染問題が日増しに深刻化している。土壌の残留フィルムは長期的に分解されず、耕作地の質低下、農作物の深刻な減産、農地の「白色汚染」を直接招いている。科技日報が伝えた。
長江大学が24日に明らかにしたところによると、同大の張善彪氏の科学研究チームが開発した新型農地フィルム回収装置が、農地でのテストに成功した。農地の残留フィルムの高効率かつクリーンな回収が実現された。現場での実証実験によると、この新型農地フィルム回収装置の回収効果は顕著で、1回の回収・除去率は90%以上で、既存製品の45−50%を遥かに上回る。フィルムと異物の分離効果が高く、残留フィルムに異物が混じる割合は20%以下と、市場で流通しているフィルム回収装置の80%以上を遥かに下回る。生産作業効率は一時間当たり16.21-33.95ムー(1ムーは6.7アール)で、市場で流通しているその他の同種装置の一時間当たり10.95−14.7ムーを大きく上回る。総合的な作業コストが大幅に削減されることになった。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年6月25日
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