習近平国家主席がニュージーランドのラクソン首相と会談

習近平国家主席は20日、中国を公式訪問したニュージーランドのラクソン首相と北京の人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。

習主席は「国交樹立後の50年余り、中国とニュージーランドの関係は国際情勢の目まぐるしい変化を何度も経験しながらも、常に互いを尊重し合い、手を携えて前進してきた。両国関係は長年にわたり中国と西側先進国との関係の中で前列を歩み、両国国民に確かな幸福をもたらしてきた。両国の包括的な戦略的パートナーシップが第2の10年間に入るにあたり、双方は共に両国関係がより大きな発展を遂げ、両国民により良く幸福をもたらす後押しをする必要がある」と指摘。

「中国とニュージーランドは、協力を二国間関係においてより重要な位置に据え、強みによる相互補完を発揮し、貿易・投資協力を深め、科学技術革新、気候変動対策、インフラなどの分野で協力の潜在力を掘り起こし、教育・文化・青年・民間・地方交流を強化し、二国間関係を拡充する必要がある。今年は世界反ファシズム戦争勝利80周年及び国際連合創設80周年にあたる。戦後国際秩序の構築者および維持者として、中国とニュージーランドは共同で国連中心の国際体制を守り、世界貿易機関（WTO）を中核とする多角的貿易体制を維持し、国際的な公平と正義を擁護し、国際秩序のより公正で合理的な方向への発展を後押しする必要がある」と強調した。

ラクソン首相は「ニュージーランドは中国との関係を非常に重視しており、中国側と相互尊重・相互理解を堅持し、上層部交流を維持し、貿易・投資の規模を拡大し、農業・漁業・乳業協力を深め、ニュージーランドと中国の関係がより大きな発展を遂げる後押しをすることを望んでいる」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年6月23日