習近平総書記が山西省視察で強調「資源型経済の転換的発展で新たな一歩を踏み出し、中国式現代化の新たな章を記すべき」

人民網日本語版 2025年07月09日13:37

習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)はこのほど、山西省を視察した際に「山西省は『中部地域の台頭加速の促進』『黄河流域の生態系保護と質の高い発展の推進』に関する党中央の戦略方針を真剣に実行に移し、『安定を維持しながら前進』という取り組みの総基調を堅持し、新たな発展理念を完全・正確・全面的に貫徹し、発展と安全の統合的計画をしっかりと立て、資源型経済の転換的発展の推進において新たな一歩を踏み出すべく努力し、山西省における中国式現代化推進の新たな章を全力で記す必要がある」と強調した。新華社が伝えた。

習総書記は7月7日から8日にかけて陽泉市と太原市を相次いで視察。8日午前には、中国共産党山西省委員会と山西省政府から活動報告を受け、各方面での成果を肯定的に評価するとともに、今後の取り組みについて指示を出した。

習総書記は「国家資源型経済転換総合関連改革試験区の建設は、党中央が山西省に託した戦略任務であり、思想を統一し、揺るぎなさを保ち、転換的発展を揺るぎなく秩序をもって推進する必要がある。エネルギーのモデル転換、産業の高度化、適度な多元的発展を重点的にしっかりと押さえる必要がある。国の電力用石炭の供給確保という責任をしっかりと担うことを前提に、石炭産業の低付加価値から高付加価値への発展、石炭製品の一次燃料から高付加価値製品への発展を後押しすると同時に、重要なエネルギー・原材料拠点を高水準で構築することに着眼して、風力発電や太陽光発電、水素エネルギーなどもあわせて発展させ、新しいタイプのエネルギーシステムを構築する必要がある。在来産業のモデル転換と高度化を着実に推し進め、新たな質の生産力の発展を中心に据えて、地域の実情に即した形で新興産業と未来産業を配置し、山西省の特色と比較優位性を有する現代的産業システムを徐々に形成していく必要がある。多元的な発展条件を活用し、ビジネス環境を最適化し、経営主体の活力を引き出し、資源の優位性を発展の優位性へとよりよく変えていく必要がある」と指摘した。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年7月9日

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