習近平総書記が西蔵に対し強調「新時代の党の西蔵政策を貫徹し、社会主義現代化に基づく新西蔵の建設に努力を」
西蔵(チベット)自治区成立60周年祝賀行事に出席するため、中央代表団を率いて西蔵を訪れた習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は20日、中国共産党西蔵自治区委員会と西蔵自治区政府から活動報告を受けた。習総書記は「西蔵は新時代における党の西蔵政策を全面的に貫徹し、『安定を維持しながら前進』という政策の基本方針を堅持し、新たな発展理念を完全・正確・全面的に実行し、質の高い発展を着実に推進し、安定・発展・環境保護・国境防衛強化という4大任務に持続的かつ踏み込んで力を入れ、団結し、富裕で、文明的で、調和がとれ、美しい、社会主義現代化に基づく新しい西蔵の建設に努める必要がある」と強調した。新華社が伝えた。
習総書記は「西蔵のガバナンス・安定・振興において、まず必要なのは政治的安定、社会的安定、民族団結、宗教和順だ。中華民族共同体意識をさらにしっかりと醸成し、中華民族共同体の構築を推し進め、党史・新中国史・改革開放史・社会主義発展史・中華民族発展史の宣伝教育を強化し、西蔵自治区成立60年来の輝かしい成果を広く宣伝し、新時代における西蔵の物語をよりよく伝え、各民族の幹部と大衆を『5つの帰属意識』(『偉大な祖国』『中華民族』『中華文化』『中国共産党』『中国の特色ある社会主義』を支持し、これらに帰属意識や一体感を抱くこと)のたゆまぬ深化へと導くべきである。積極的に全国民族団結進歩模範区を創建し、標準中国語と漢字を広く普及させ、各民族間の往来・交流・融合を促進し、西蔵と内地との経済・文化・人員の双方向交流を推進する必要がある。宗教の中国化の推進、宗教ガバナンスの法治化の強化という要請に基づき、蔵伝仏教(チベット仏教)を社会主義社会への適応へと導く必要がある。党建設による先導を強化し、社会活動の体制・メカニズムを整備し、より良く大衆を団結させ、サービスを提供し、社会ガバナンスの基盤を固める必要がある」と強調。
「西蔵の発展には独自の特徴があり、実情に即して質の高い発展を推進する必要がある。現地の状況に応じた手法で、高原の特色ある競争優位産業、特に特色ある農牧業とクリーンエネルギー産業を発展させ、資源加工業を持続的に発展させ、現代的サービス業を積極的に発展させ、文化・観光産業の融合を促進する必要がある。雅魯蔵布江(ヤルンツァンポ川)下流水力発電プロジェクト、川蔵(四川ーチベット)鉄道など重要プロジェクトの建設を力強く秩序立てて効果的に推し進める必要がある。生態文明建設を強化し、炭素排出量削減・汚染削減・緑化・成長を協調的に推進し、『世界の屋根』と『アジアの給水塔』をしっかりと守る必要がある。新型都市化と農村の全面的振興を統合的に推進し、貧困脱却の難関攻略の成果を固め、雇用・教育・医療衛生・社会保障・高齢者ケア・託児など民生政策を着実に成し遂げ、各民族大衆の獲得感・幸福感・安全感をさらに高める必要がある。また、定日(ティンリ)県の災害復興作業を引き続きしっかりと行う必要がある」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年8月21日
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