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広東省が現代的「海洋牧場」の建設を推進

人民網日本語版 2023年04月27日14:50
広東省が現代的「海洋牧場」の建設を推進

近年、広東省は現代的な「海洋牧場」の建設を推進し、水産業の発展に新たな道を開き、海洋における食料生産の場となっている。

「海洋牧場」とは、一定の海域において、大規模な漁業施設と体系的な管理システムを用いて、自然の海洋生態環境を利用し、人工的に放流した経済的需要が見込める海洋生物を集め、陸上で牛や羊を放牧するように、魚やエビ、貝、海藻類などの海洋資源を計画的かつ目的に応じて海洋で養殖することを指す。

広東省は全国に先駆けて海水いけすを研究し、現時点で重力式深水いけすを5000基以上、トラス式大型いけすを4基保有し、省全体で国家級海洋牧場モデル地区を15ヶ所設置している。広東省はすでに、種業、養殖から装備まで揃った高付加価値加工の現代的海洋牧場産業チェーンを構築している。

中国は世界で唯一、主要漁業国の中で養殖量が捕獲量を上回る国であり、養殖に利用できる海域面積は120万平方キロメートルをはるかに超える。この海域を十分に利用すれば、生産される高品質のタンパク質は耕地面積18億ムー(1ムーは約6.7アール)の生産量に匹敵しうる。海洋養殖業の発展は、今後15年間、中国経済の新たな成長分野になる可能性がある。水産生物資源の保護と水域生態環境の保護が求められる中、深海いけす、養殖プラットフォームなどによる食料生産は、水産養殖業の新たな方向性となっている。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年4月26日

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