映画界最大の祭典、第85回アカデミー賞の発表・授賞式が2013年2月24日(日本時間25日)、ロサンゼルスのドルビー・シアターで開かれた。今年の最多受賞作は監督賞をはじめ4部門に輝いた『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』だった。
- <物語>インドで動物園を経営していた一家が新天地を求めて動物とともにカナダに移住を決め、日本船で太平洋を北上するが、海難事故に遭い、息子の16歳の少年パイが人間では唯一の生存者となる。彼はライフボートでオランウータン、ハイエナ、シマウマ、ベンガルトラと過ごすことになる。
映画記事
「ライフ・オブ・パイ」の撮影は、アン・リー監督にとっても特別な体験だったという。すべてが映画化不可能に思え、まるで自分が少年パイのように太平洋に漂流しているような孤独や絶望に何度も襲われたとアン・リーは語っている。
視聴者が選ぶテレビ賞と言われる中国の「華鼎奨」の、2012洋画ベスト50が29日に発表された。うち、台湾のアン・リー(李安)監督が旗を振った米映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」(中国、2012年11月22日公開)がトップだった。
中国台湾出身のアン・リー(李安)監督の最新作「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」(2012年11月21日公開)の世界興行収入が5億2500万ドル(約477億円)を突破し、興行収入が歴代98位となった。
第85回米アカデミー賞が25日午前に発表され、中国台湾出身のアン・リー(李安)監督が「 ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」で監督賞を受賞した。
香港の日刊紙「明報」の17日の報道によると、同作品の旗を振った台湾の名匠アン・リー(李安)監督が同賞受賞を目指しラストスパートをかけている。
米タイム誌が毎年年末に発表する恒例企画の「映画トップ10」にピーター・チャン(陳可辛)監督の「捜査官X」(原題:武侠)が中国映画として唯一8位にランクインした。ピーター・チャン監督にとっては15年前の「ラヴソング」(原題:甜蜜蜜)に続き2度目のランクインとなる。
カルチャー情報
受賞記事
- 第85回アカデミー賞授賞式
- 第85回アカデミー賞授賞式が24日、米ハリウッドのドルビーシアターで行われた。中国台湾出身のアン・リー(李安)監督が「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」で監督賞を受賞した。
- 第85回アカデミー賞の特別ポスター
- 受賞式が近づく中、多くの視聴者を引き付けるため、授賞式の主催者はこのほどアイデアに溢れた斬新な「第85回アカデミー賞特別ポスター」を発表した。
【栄光】「オリジナル作曲賞」受賞
特別企画
- 中華圏で伝説となりつつあるアン・リー監督
- 中国・台湾で生まれたアン・リー(李安)監督の映画界における活躍は、かつて全米に衝撃を与えたカンフーアクション俳優ブルース・リーと同じく、中国人の間では、すでに伝説となりつつある。
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