トニー・レオンが降板した中日合作映画、製作会社倒産で製作中止へ
香港俳優のトニー・レオン(梁朝偉)と、元AKBのセンターを務めたアイドル前田敦子が共演する予定だった話題の映画「一九○五」(黒沢清監督)が釣魚島(日本名・尖閣諸島)をめぐる中日関係の悪化により資金繰りが難しくなり、最終的に映画会社の破産で製作中止になったことが、台湾メディアの報道で明らかになった。「環球網」が伝えた。
帝国データバンクが発表によると、日本の映画製作会社のブレノン・アッシュは20日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。負債は約6億4300万円という。
ブレノン・アッシュは昨年、トニー・レオン(梁朝偉)と前田敦子を主演に、中日合作映画「一九○五」を撮影することを発表し、大きな話題を集めていた。このニュースは、アジアの映画ファンからも注目され、台湾や日本に大規模なロケ撮影地を建て、今年の秋に日本全国でロードショーされる予定だった。
昨年9月に、釣魚島問題により中日関係が悪化し、トニー・レオンが撮影を降板したというニュースが伝わった後、同社は製作の資金繰りが難しくなり、最終的に破産宣告を余儀なくされた。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年2月26日