「ライフ・オブ・パイ」が興行収入5億ドル突破で歴代98位に

アン・リー（李安）

　中国台湾出身のアン・リー（李安）監督の最新作「ライフ・オブ・パイ　トラと漂流した227日」(2012年11月21日公開)の世界興行収入が5億2500万ドル(約477億円)を突破し、興行収入が歴代98位となった。「環球網」が報じた。

　同作品は、24日に日本でも封が切られ、制作会社の「フォックス2000ピクチャーズ」によると、週末3日間で興行収入が4億円を突破するという驚異の数字を叩き出した。そのほか、オーストラリアや英国でも興行収入のトップに立ち、英国の累積興行収入は4000万ドル(36億4千万円)を突破した。ロシアでも約3000万ドル(約27億3千万円)となっている。

　「フォックス」の統計によると、同作品の先週の海外興行収入は1760万ドル(約16億円)で、同収入の累計は4億2240万ドル(約384億円)に到達。北米をを加えると既に5億2590億ドルとなった。

　映画の興行成績を集積、分析するウェブサイト「Box　Office　Mojo」の統計によると、記録的な海外興行収入に後押しされ、同作品の興行収入は既に歴代98位にランクインした。

　世界興収歴代トップは、米映画「アバター」(2009年）の27億8230億ドル(約2531億円)で、2位は米映画「タイタニック」(1997年)。「ライフ・オブ・パイ」も上にまだ上がる可能性を十分に秘めており、6億ドル(約546億円)の大台を突破すれば、75位にまで上がることができる。（編集KN）

　「人民網日本語版」2013年1月31日