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重慶 世界遺産の千手観音から文字の刻まれた隠しレンガ発見

 2014年05月12日08:10
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千手観音から発見された文字が刻まれたレンガの表千手観音から発見された文字が刻まれたレンガの裏千手観音の主尊の腹部から発見された金箔や瓷器の破片内視鏡で千手観音の主尊の腹部を調査する専門家千手観音の主尊の腹部左側から隠しレンガを取りだす専門家
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 重慶にある世界遺産で、「大足石刻」と呼ばれる大彫刻群のうち、修復作業が行われている千手観音の主尊の腹部に、言葉が刻まれたレンガや金箔、瓷器の破片などが隠されているのを、専門家らが発見した。発見された長方形のレンガには、表と裏にいずれも赤い文字が刻まれている。大足石刻研究院石質文化財保護センターの陳卉麗・副センター長によると、千手観音からこのようなレンガが発見されるのはこれが初めて。新華網が報じた。

 文化財の専門家が現在、今回発見されたレンガやそのほかの文化財の調査を進めている。南宋(1127-279年)に作られた千手観音は、高さ7.7メートル、幅12.5メートル。高さ15-30メートルの岩壁に刻まれており、腕1007本が羽を広げたクジャクのようになっている。同地は気温や湿度が高いことや、酸性雨の影響などで、近年、千手観音の老朽化が進み、水の浸透や細部の風化、岩体の破損、金箔の変色、剥落などが深刻化していた。そのため、2008年から修復作業が始まり、15年上半期に完了する計画だ。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年5月12日

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