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 北京市は9月17日、首都大気汚染対策活動動員大会を開き、大気汚染の防止に全力で取り組むことを表明したほか、「2017年までに全市の大気中のPM2.5(微小粒子状物質)年平均濃度を2012年比で25%下げ、一立方メートル当たり60マイクログラム前後に抑える」という目標を打ち出した。

中国政府「煙霧の常態化は5-10年で改善できる」

  •    中国国務院新聞(報道)弁公室は5日、記者会見を開催し「中国の気候変動への対応に関する政策と行動 2013年度報告」を発表した。中国発展改革委員会の解振華・副主任は、「現在中国の大気汚染は深刻で、大気汚染が原因の煙霧が常態化するようになっている。
    中国、煙霧が東部で増加 西は減少
  •   中国社会科学院と中国気象局は4日、共同で「気候変動緑書:気候変動への対応に関する報告(2013)」を発表した。同緑書は、「過去50年、中国では煙霧が増加している。

北京、大気汚染の緊急対策

  • (1)末尾のナンバーが偶数か奇数かによって自動車(原動機付き自転車を含む)の通行を規制する。
     (2)地方公務用車両の80%の使用を停止する。
     (3)路線バスを2万便増便し、通行規制に対応する。
     (4)花火や爆竹の使用などを禁止する。
     (5)工事現場の工事を停止する。
     (6)小中高校、幼稚園を休校にする。
     (7)企業・事業単位のフレックスタイム制導入を許可する。
  • 現状

    7-9月の「大気汚染ワースト10都市」発表  中国環境保護部(環境保護省)はこのほど、2013年9月および第3四半期(7-9月)の国内74都市(北京・天津・河北、長江デルタ地域、珠江デルタ地域、直轄市、省庁所在地、計画単列市など)の大気の質に関する情報を発表した。

    北京市に再び煙霧 連休終りまで続く可能性 北京市環境監測センターによると、北京市の大気汚染状況は4日、全域で「中度汚染」水準となり、南東部ではPM2.5濃度が1立方メートル当たり200マイクログラム以上の「重度汚染」に達すると見られる。環境保護専門家は「汚染日」は連休終りまで続くかもしれないと指摘する。北京青年報が伝えた。

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    対策

    大気清浄行動計画

  • ○北京市内の自動車保有量を600万台以内に抑制する。
      ○石炭エネルギーの代替として電力や天然ガスなどのクリーンエネルギーを導入し、総石炭燃焼量を大幅に削減する。
      ○公共交通システムを大々的に発展させ、軌道交通営業キロ数を2015年までに660キロに延長する。
      ○汚染の原因となっている小企業を整備し、これら汚染企業1200社を2016年末までに北京市から移転させる。
      ○2016年末までに6万7千ヘクタール分の造林工事を完成させ、緑化面積の増加に手を尽くし、2017年までに全市の緑化率を60%以上とする。
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