中国国務院、外交部(外務省)、交通部(交通省)、民航局、北京市政府による中国政府代表団は25日午後5時5分から5時半にかけて、行方不明となったマレーシア航空機MH370便の乗客家族と北京麗都ホテルで面会した。
マレーシアのナジブ首相は24日夜現地時間夜10時に緊急会見を開き、消息を絶っていたマレーシア航空MH370便は南インド洋で墜落したと結論付けた。また、マレーシア航空は、「乗客全員に生存者はいないと想定せざるを得ない」という声明を発表した。中新網が伝えた。
李克強総理は25日に国務院常務会議を招集し、マレーシア航空機消息不明事件の新たな状況を受けて対応方針をまとめた。
習近平国家主席(中共中央総書記、中央軍事委員会主席)は外遊中も、中国同胞を含む消息不明のマレーシア航空機の乗客の安否を非常に気にかけ、捜索の進展状況を緊密に注視し続けている。
クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空370便が消息を絶った問題で、マレーシアのナジブ・ラザク首相は24日夜、記者会見し、「不明機の航跡がオーストラリア・パース西沖のインド洋南部で終わった」と述べ、同機が同海域に墜落したと結論づけた。マレーシア航空は同日、乗客の家族らに、「生存者はいないとみられる」と伝えたという。同発表は、オーストラリアや中国が同海域で不明機の残骸の可能性がある漂流物を発見した直後に行われた。環球時報が報じた。
マレーシアのナジブ首相は24日夜、「MH370便は、インド洋南部の海域で墜落した」との結論を発表した。「同機がインド洋南部の方向に向かった理由は?」「ハイジャックされた可能性は?」「燃料切れの可能性から、同機がインド洋南部に向かったという選択は、自殺行為を意味するのか?」などの疑問について、徹底的な検討を試みた。京華時報が伝えた。
マレーシアのナジブ首相が24日に発表した最新情報にもとづき、中国海上捜救センターは同日夜、対策案を検討、捜索力を強化することを決定した。捜索船を南インド洋海域に増派し、機体の残骸の発見に力を尽くす方針。人民日報が伝えた。
北京時間の25日未明2時、マレーシア航空MH370便の乗客家族委員会が北京の麗都ホテルで声明を発表した。人民網が伝えた。
在パース中国総領事館は24日午後、記者会見を行った。在オーストラリア中国大使館・マレーシア航空不明機パース作業チームは公報を発表し、中国軍機が今回の捜索過程で、白色の物体を発見したが、物体の状況については現在確認中、と明らかにした。
謝杭生外交副部長(外務次官)は24日夜、マレーシアの駐中国大使と緊急会見した。