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北京園博園 シンボルの建築物が焼失

北京園博園 シンボルの建築物が焼失

 北京西部の永定河近くに位置する北京園博園(北京国際園林博覧会(園博会)会場)で8日午後3時、施工現場で火災が発生した。北京市消防局が同日夜公式微博(ミニブログ)で明らかにしたところによると、火は4時間以上たってやっと消火された。

 同日午後3時、北京市豊台区にある園博園内部の施工現場で火災が発生。消防部門は消防車22台を派遣して消火作業にあたった。目撃者によると、火は永定塔の付属施設から出火し、現場は濃煙で包まれたという。火の勢いが強すぎたため、火は徐々に広がり、消防部門はさらに消防車16台を現場に追加した。

 北京市消防局は公式微博で同日夜8時50分、同日夜7時15分に火は消し止められ、死傷者の情報はなく、事故原因は調査中だと報告した。

 報道によると、火災は永定塔と周辺の建築物に大きな被害を与え、塔底部の建築物は基本的に全て燃焼し、火は塔の高さ数十メートルの部分まで燃え広がった。永定塔の東側の大部分が燃えて黒焦げになり、北側の小亭は倒壊したという。

 永定塔は園博園の鷹山の上に築かれた、遼の時代の様式を再現した8角形、9層作りの木製の塔で、塔の高さは69メートルしかないが山の上に建てられていることから、北京の町並みを一望できる。永定塔は園博会(北京国際園林博覧会)の中心的な建築物で、中国園林博物館、メイン展示館と共に園博会のシンボルだ。

 園博会は2008年の北京オリンピックの後に北京で開催される最も期間が長く、規模が最大の国際的なイベントで、5月18日に開幕し、半年間開催される。60の都市の128点の園林が紹介される。中国広播網が伝えた。(編集YH)

 「人民網日本語版」2013年4月9日

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