米コロラド州に住む33歳のカメラマン、ケビン・ディトリッチさん(Kevin Dietrich)はアラスカ州のチュガッチ国立森林公園を観光していた時、生涯忘れられないような写真を撮影した。写真では子どもの灰色グマが2本足で立って、爪の生えた前足を挙げてディトリッチさんに挨拶するかのように振っている。環球網が英デイリー・メールの13日付報道として伝えた。
ディトリッチさんにとってこの出会いは驚かされる経験でもあった。彼がいた場所はクマからわずか40フィート(約12メートル)しか離れておらず、空腹の様子の母クマは何度も彼のほうに渡ってこようとした。「母クマの姿が見えなくなってから15秒ほど後で、母クマが突然私たちの目の前に姿を見せた。どこからクマが出てくるか分からなかった。あの感覚はスリリングで緊張した。母クマはサケを7匹ほど捕まえており、子グマは大喜びだった。母親が魚を捕まえるたびに、子グマが岸辺に駆け寄ってねだっていた。たぶん母クマが体力の消費が激しくて魚を食べたがっていたため、私たちを攻撃してこなかったのだと思う」。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年1月15日