スペイン・マドリード動物園のあるヒグマは「妙技」を持っている。このクマは座り込んで柵の外の観光客に手を振って挨拶するので来園者の人気を集めている。国際在線が英国デイリー・メールの24日付報道として伝えた。
報道によると、アニメや映画で見かける人懐っこいクマのイメージとは異なり、動物園のクマは冷淡で、眠っているか来園者に背中を向けているのが常だ。しかし同園の人気者のヒグマは来園者に愛想を振りまいている。
1頭のヒグマが来園者の前まで歩いてくると、来園者をよく見渡すことのできる石の上に座り込み、力強い爪を来園者に向けて振り始めると、数分後には他のクマも影響されて集まってきて、同じように手を振り始めた。
31歳になるロシア人カメラマンのAndrey Slepnevさんは、こうしたユーモラスで心温まるクマの姿を撮影している。Slepnevさんは「彼らはとても楽しそうに見える。多くの来園者が手を振って答えるほど、彼らが手を振る時間も長くなる。1頭のクマが3分ほど手を振っていると、他のクマも真似し始める」と語る。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年3月28日