巴馬瑶族自治県東山郷優雅村には独特の村がある。「卡哄」と呼ばれる洞窟の中に今でも洞窟村の姿が残され、また現在でも居住している住民もいる。200年以上にわたり、現地には6世代にわたる人が生活してきた。現在では多くの住民が卡哄洞から引っ越してしまっているが、まだ70代の高齢者2人が現地に住んでいる。広西新聞網が伝えた。
▼村を守る最後の古稀の高齢者
80歳になる覃文言さんと72歳になる妻の韋美林さんは、現地の最後の住民だ。彼らの家は洞窟の壁にピッタリとくっついているため、後ろの壁も不要なぐらいだ。
16日昼に覃文言さんは家の中で木の皮を剥いていた。樹皮が乾いたら、鳳凰郷の市場へ行って販売する。韋美林さんは家で野菜を取り入れ、食事の準備に余念がない。2人は元気溌剌といった様子だ。
▼洞窟生活を体験に訪れる観光客
2012年からこの村には観光客が訪れるようになった。観光客たちは酒や肉を携えて、洞窟の生活を体験に訪れる。
「暇があれば食事作りを手伝っている」。もてなし好きな韋美林さんは語る。覃文言さんは兵役に就いた経験があり、北京語が話せるため、よく観光客とおしゃべりをしている。観光客が来ることで、孤独を感じないと彼らは語る。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年4月21日