福建省福安市社口镇西部にある坦洋村は歴史あるお茶の村で、「坦洋工夫」紅茶の発祥地である。1371年、このあまり知られていない小さな村で現地の「坦洋菜茶」が発見された。1851年、坦洋村の胡氏が同茶を使って初めて坦洋工夫紅茶を生み出し、その後「坦洋工夫」は英国やロシアを含む世界に広まった。1915年、「坦洋工夫」はパナマ万国博覧会に参加して金賞を受賞して有名になり、英国王室御用達のお茶となり、世界的な名茶としての地位を確立した。中国新聞網が伝えた。
現在でも村では昔ながらの清代同治年間(1862~1874年)の豊泰隆茶行などの歴史ある建築物が残され、当時の村の紅茶業の隆盛をしのばせる。2013年4月、新「坦洋工夫」が31回パナマ国際貿易博覧会に参加し、再び紅茶の国際金賞を獲得した。これにより「坦洋工夫」の世界進出の新たな足がかりができ、歴史あるお茶の村が再び人々の注目を集めるようになった。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年4月25日