紅茶が糖尿病の予防に スイス研究
紅茶には美肌やダイエットなど、さまざまな効能があることが知られているが、英医師会雑誌(BMJ)はこのほど、「紅茶をよく飲む国の糖尿病発病率がいずれも低い」とする研究結果を掲載した。中国国営の「新華社通信」が報じた。
BMJが最新号掲載したのは、スイスの研究員が実施した世界各国の紅茶摂取情況に関する研究報告。「アイルランド人が最もよく紅茶を飲んでおり、毎年、1人当たり平均2キロ以上の紅茶の葉を消費している」としている。さらに「英国やトルコ、ロシアなども紅茶が好きな国」。一方、お茶大国である中国は、通常緑茶を好んで飲むため、同ランキングでは韓国やブラジルなどと共に下位に甘んじている。
同研究員はさらに各国のガンや心臓病、糖尿病などの発生状況も調査。分析の結果、紅茶をよく飲む国の糖尿病の発病率が平均して低いことが明らかになっている。
ただ、研究員は「この研究結果は関係性を明らかにしたにすぎず、紅茶と糖尿病の間にどのような因果関係があるのかについては、さらなる研究が必要」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2012年11月14日