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【第8回】
昼間にベビーカーを押していると、アーイー(おばさん)を中心に、髪の毛のことや服装、食べ物のことで忠告されたりします。日本式の私の子育て方法に意見を唱えたいのでしょうね。そんな時は「この子は混血なんです」というと「ああ・・・」と納得してくれます。また、日本に比べて助かるのは、子どもを連れて歩いていると、助けてもらえることが多いです。バスや地下鉄の席をすぐさま譲ってくれたり、レストランでは、ウェイトレスが「私が赤ちゃんを抱っこしていて上げるから、食事しなさいよ」と若い女の子から年配のおばさんまで抱っこしてくれるのには、びっくりします。
日本だったら、妊婦はちょっと歓迎されない傾向も否めないと思うのですが、中国では社長をはじめ、中国人同僚達から思いやられ、とても助けられました。2人の子ども達も、同僚の間ですごくかわいがってもらっています。日本だったら、こんなに会社が自分の家族に関わってくれることはまずないと思います。
また仕事柄かもしれませんが、子どもの予防接種や病気などの理由で会社を休んでも、ちゃんと理解してもらえます。これは主人の会社でも同様で、私1人では不安なので、病院に行かねばならない時は必ず主人も会社を休んでくれます。このように社会が仕事と家庭の両立を認めてくれているのは、日本には少ない傾向かもしれません。
我が家では、育児と家事の分担は50%、50%です。主人のほうが、ご飯を作ったり、皿洗いしたりと若干家事の分担が多く、私のほうが若干育児の分担が多いかもしれません。私が仕事を持っているとしても、もし主人と義母が日本人だったら、こんなライフスタイルは受け入れてもらえないような気もします。
育児に関しては、お互いの方針がたびたび衝突しますが、そのたびに話し合い、お互いの国の教育背景の理解に努め、我が家ではどんな教育方針にするのか決めています。もちろん衝突は少なくなく、喧嘩三昧の毎日です。でも、それは真剣に子どものことを考えてくれる証拠ですね。
仕事に対しては大賛成してます。まずは経済的に私に働いて欲しいと思っているでしょう。私達は2人とも、子育ても仕事も生活全体のほんの一部として捕らえています。
ご家族の写真 |
両立は本当に大変です。時間が足りなく、毎日疲れ果てています。でも仕事は子育てに、子育ては仕事によい影響を与えていると思います。私は仕事も子育ても両方とも充実させたいと欲張りなので、いかに時間を有効利用するかをよく考えています。