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ソニー製テレビの輝ける歴史を振り返る

人民網日本語版 2014年05月29日08:15
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(1)「TV8-301」は当時の販売価格が249.95ドル(約2万5454円)で、現在の価値に換算すれば1942ドル(約1万2111元、約19万7773円)に相当する。重さは約5.9キログラムで、故障しやすかった。(2)白黒のマイクロテレビ「TV5-303」は当時の販売価格が230ドル(約2万3423円)で、自動車のお供とされた。運転中に片手で操作できるよう、操作ボタンは右側にある。(3)「KV-13101968」が日本で発売され、ソニーのトリニトロン方式カラーテレビ第1号となった。(4)「KV-1375」の愛称は「サイテーション」で、セスナのジェット機の名称にちなんだもの。独自の設計はコックピットのモニター装置にヒントを得ている。(5)「FD-210」はポケットテレビの第1号で、サイズは87×198×33ミリメートル。1982年に日本で発売され、84年に米国や欧州で流行した。(6)大型映像表示装置「ジャンボトロン」は、1985年のつくば科学万博で初めて披露された。ベータ方式のビデオテープレコーダー「ベータマックス」を担当していた技術者の渡辺雄二氏が開発した。(7)「KW-32HDF9」はFDトリニトロンを搭載した「ベガ」シリーズの初代機。フラット画面で、両サイドにスピーカーを搭載している。(8)11型の「XEL-1」は世界初の商用化された有機ELテレビで、2008年に発売された。
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米国誌「ワイアード」が22日に伝えたところによると、日本のソニーは今年2月、テレビ事業を子会社として分割することを明らかにした。この決定に驚く人はいなかった。ソニーのテレビ事業は10年近く赤字で、2004年以降は損失額が79億ドル(約8053億円)に膨らんだだけでなく、事業のトップも5回にわたり交代劇を繰り返したからだ。「環球網」が伝えた。

長年の間、ソニーはさまざまな救済方法を試みた。3D技術に取り組んでみたり、製造コストを引き下げてみたりしたが、効果はなかった。ソニーはさきに5千人のリストラと業務をハイエンド市場に傾注することを明らかにしており、これはソニー再編のための措置の一つだ。ソニーは業績が不振な部門を切り離すことで、市場の変化によりよく対応し、よりよい対策をうちだし、最終的に利益を獲得したいと考えている。こうした措置はソニーがテレビ業務をお蔵入りさせる時間を遅らせるだけだとする見方もある。平井一夫最高経営責任者(CEO)はテレビ事業を売却することはしないとしているが、慎重に「今は」と付け加えている。新任の最高財務責任者(CFO)による財務評価をみると、テレビ業務の前途は楽観できないという。

これまでの歴史を知る人には驚きなのかもしれない。かつては多くの人にとって、ソニーとはテレビの代名詞だったからだ。実際、1970年代、80年代、90年代と、ソニー製品は家庭のリビングを占領しただけでなく、ホテルやオフィスや運動場も占領した。他社の製品に比べて割高だったが、より使いやすく、見た目もよりよく、当時は他の追随を許さなかった。

確かにソニーはずっと夢のある、高価な、デザインの優れたテレビを作ってきたが、これはそんなに重要なことではない。多くの人が言うように、ソニーのテレビ事業は悪性腫瘍のようなものになっている。ここ数年、利益は低下し、販売量も低下し、日々苛烈な競争にさらされて、ソニーはさまざまな困難に直面している。より大きく、より高級なディスプレーを作ればソニーの評判は保たれるかもしれないが、利益を回復できるかどうかは保証できない。

本質的なことは、ソニーの苦境はイノベーションで解決できるようなものではないということだ。ソニーが真に突破力のあるテレビを作れることを改めて証明しようとするなら、これは一種の恥辱でもあるといえる。

ここでソニー製テレビが輝いていた時代の8つの情景を振り返ってみる。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年5月29日

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