爆発物処理班員は特殊で危険度の高い職業だ。彼らは「戦場」では周りの見物人からの励ましを必要とせず、隊員からのアドバイスや支援もなく、自分の「無声の世界」の中での瞬間的な判断のみで危険を解除する。特殊な職業が彼らの性格を決定づけ、皆落ち着いて内向的、朴訥でさえあるが、思考は素早く、判断力は極めて高い。爆発物処理チームに入ると、彼らはいずれも厳しい心理訓練や専門装備の訓練を受ける。人民網が伝えた。
彼らは「針と糸」の心理訓練を行う時、静かに動かず何時間も針と糸を見つめる。実戦訓練では、重さ25キロの爆発対策用の防護服の狭い空間の中で、自分の鋭い判断力のみを信じて短時間で周りの全ての干渉を排除し、熟知した装備や器材を利用して、爆発物処理の訓練を成功させる。同僚たちは彼らは「無声の世界」で戦うと語る。
「無声の世界」とは彼らをよく表している。訓練や任務執行時に静かなだけでなく、家族が仕事についてたずねても、家族を心配させたくない彼らは口をつぐんで語らない。「仕事は危険と隣り合わせだが、危険を取り除いて市民の平和を守るという武装警察の神聖な職務を担うことを選んだのに、後悔はない!」というのが爆発物処理班員たちに共通の思いだ。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年7月24日