重慶武隆(喀斯特観光公司)は23日午後、北京で「武隆景勝地は『トランスフォーマー4』の違約を訴える」とするプレスブリーフィングを開き、重慶市第3中級人民法院(地裁)に対して、被告の米・パラマウント社、1905映画網に合計2080万元(約3億4000万円)の損害賠償を求める民事訴状を提出したことを明らかにした。中国新聞網が伝えた。
武隆景勝地は起訴状で次のように述べている。法律の規定及び双方が結んだ約定に基づき、主な訴訟請求は4つとなる。▽パラマウント社に救助措置を採るよう要求し、同社が販売する映画「トランスフォーマー4」のDVD発売やテレビ及びデジタル放映プラットフォームでの同作品の放映時に、「中国武隆」の標識を加え、正確に表示するよう要求する。▽原告が支払い済みの契約金480万元(約7872万円)を返還するよう要求する。▽景勝地の経済的損失400万元(約6560万円)を負担する。▽合理的な予想利益の損失1200万元(約1億9680万円)を補償する。
「トランスフォーマー4」の上映後、その協力における紛糾が注目を集めている。武隆景勝地によると、彼らは「トランスフォーマー4」制作側と協定を結び、撮影場所やセリフの中で武隆景勝地のブランドや景観を示し、また「映画の画面の中で標識の方法で目立つように「中国武隆」という標識を表示させる」と約定した。しかし制作側は約定を履行しなかったという。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年7月24日