米国現地時間の19日午前、ニューヨーク証券取引所では取引開始のベルがなると、ネット通販大手の阿里巴巴(アリババ)の株式が上場された。ベルを鳴らしたのは阿里巴巴創業者の馬雲氏ではなく、淘宝産業チェーンを支えるサプライヤー、バイヤー、顧客サービス担当、配送担当、モデル、農民ネットワーク事業者、海外のネットワーク事業者、サービス業者の代表8人だった。阿里巴巴グループの実質的な大株主で、株式の34.4%を保有する日本のソフトバンクの孫正義社長も初日の上場イベントに参加。またカンフー映画スターの李連傑(ジェット・リー)氏も阿里巴巴の上場を祝福した。人民網が伝えた。
初日の取引は公募価格の68ドルを36.3%上回る92.7ドル(1ドルは約109円)でスタートし、株式時価総額は2383億ドルに達した。上場で調達する資金は218億ドルに達し、上場時の規模でフェイスブック、ビザ、ゼネラルモーターズなどの米国企業を上回る。時価総額ランキングではグーグルに次ぐ世界2位だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年9月21日