中国のネット通販大手、阿里巴巴(アリババ)が近くニューヨーク証券取引所(NYSE)で新規株式公開(IPO)する。同社の故郷、浙江省杭州では逆に、デパートやスーパーが次々と閉店し始めている。阿里巴巴を代表とする中国のネット通販企業はここ数年急激に発展し、中国人の伝統的な買い物方法やひいてはライフスタイルまで変えつつある。新華網が伝えた。
商務部(商務省)が発表した「中国電子商取引発展報告」によると、2013年中国のネット通販は急激な成長を保ち、取引額は1兆元(約17兆7900万円)を超えて前年比26.8%増となった。オンラインの小売額は1兆8500万元(約32兆9115万円)を上回り、同41.2%増となり、全国のオンラインショップ起業者・就業者数は962万人に達している。2015年もネット通販は社会の重要な商品やサービス流通方法となり、ネット通販取引額は18兆元(約320兆2200万円)を上回る見とおしだ。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年9月19日