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胡同の生きた名刺 什刹海の三輪車車夫の1日

人民網日本語版 2014年09月24日16:32

12日、三輪車を漕ぎながら観光客に胡同の文化を紹介する曹俊来さん。14日、外国人観光客と交流する曹俊来さん(右端)。
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毎日朝7時に曹俊来さん(46)は自転車に乗って広さ6平方メートルの賃貸の部屋を出発し、車隊に出勤する。仕事を始める前にやる最初の事は、自分の三輪車「0052号」をきれいに磨いて、タイヤに空気を入れることだ。それから11時間の間、什刹海観光ガイドを手に観光客を呼び込み、観光客をつれて昔ながらの北京の胡同や恭王府、後海などの観光地をめぐるのが彼の仕事。新華社が伝えた。

2005年、失業した曹俊来さんは家族を養うため、故郷の河南省平頂山を単身離れた。英語に自信のある彼はチャンスを求めて北京へ来て、什刹海の三輪車車夫になった。

仕事の苦労について曹俊来さんは語る。「三輪車は強風や雨、酷暑や極寒に耐えなければならず、忙しい時には1日に20人以上のお客を乗せ、昼食を食べる時間もない。この仕事は大変で疲れるが、毎月4000~5000元稼ぐことができ、しかも好きな英語を使うことができるから、満足だ」。

9年にわたり、曹俊来さんは仕事の合間をぬって英語や什刹海の歴史・風習を学んできた。彼にとって、三輪車車夫は単なる肉体労働ではなく、胡同の生きた「名刺」だ。絶えず学んで能力を向上して初めて、中国文化を世界各地から訪れる観光客に紹介できるのだ。(編集YH)

「人民網日本語版」2014年9月24日

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