中国では一般に子どもが泣くと、親は何か問題が起こっては大変と様々な手立てを尽くしてあやす。しかし日本のある行事では、もし子どもが泣かなければ手を尽くして泣かせ、また泣き声が大きいほど親が喜ぶ。いったいどういうことだろう?
日本・東京ではこのほど「泣き相撲」コンテストが行われた。「泣き相撲」とは、相撲の力士が1歳前後の幼児を抱えて試合に参加し、最初に子どもを泣かせた選手が勝ちというものだ。同時に、試合では最も泣き虫な幼児や、泣き声が一番大きな幼児を勝者とする。日本では「泣く子は育つ」という言い方があり、保護者はこのイベントを通じて子どもの健やかな健康を願う。力士たちはしかめ面をしたり、幼児を高く持ち上げたりと様々な手立てを尽くし、時には土俵下の助手も仮面をかぶるなどして、幼児を泣かせようと手伝うこともある。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年9月24日