14年8月、仏ファッション誌「CR Fashion Book」も紹介した、中国の「おばちゃん」の発明品「顔キニ」。画像は2012年7月6日のもので、山東省青島市の女性がナイロン製の日焼け防止マスク「顔キニ」を着用している。この7年前の発明品は、青島市の浜辺で販売されている。2010年12月3日、北京に住む湖南省出身の戴海飛さんが、住宅価格が高騰し手が出ないと、移動可能な「カタツムリ式住居」を発明した。かかった費用は965ドル(約10万円)。鉄骨製で、防熱材や防水材でできている。竹や木も組み合わせられ、上部には太陽電池パネルも付いている。2012年9月25日、吉林省で農業を営む孫吉発さんが、義手を自作した。32年前、孫さんは、爆薬を使って漁をしていたところ、その爆発で大けがを負い、両腕を切断することとなった。貧しく、義手を買う余裕はなかったため、孫さんはおい2人に頼んで、2年かけて、義手を自作した。材料は、廃材となっていた鉄やプラスチック、ゴムなど。製作費は476ドル(約5万円)。2010年6月6日、湖北省武漢市の郊外で農業を営んでいる揚有德さんは、大砲を作り、付近の田んぼでその威力を試した。材料は一輪車や鉄管、花火の火薬など。大砲を作った理由について、揚さんは、「不動産開発会社から田んぼを守るため」としている。2010年6月9日、遼寧省瀋陽市の高漢傑さんは、ヘリコプターを自作した。画像は、高さんがプロペラを付けているところ。グラフィックデザイナーの高さんは、ヘリコプターが趣味。友人と共に約1カ月で、長さ6メートル、重さ350キロのヘリコプターを完成させた。2010年10月30日、自作した太陽電池で走る車を運転する、江蘇省で農業を営む陳順貴さん(54)。最高時速は45マイルに達する。陳さんが13カ月かけて08年に完成させた同車の製作費は1万9485ドル(約200万円)。2003年9月3日、北京郊外で農業を営んでいる呉玉禄さんは、ロボットを発明。物を運んでくれるこのロボットは「老五」と命名されている。 2009年1月8日、「発明おじさん」で知られる呉玉禄さんが人力車を引っ張れるロボットを発明した。
英国のメディアが最近、中国のグラスルーツ・イノベーター(草の根レベルの発明家)の発明品を紹介し、その技術の高さに、「中国の達人は民間にいる」と伝えた。環球網が報じた。
中国のグラスルーツ・イノベーターは、何でも発明、自作してしまい、その創作意欲には驚かされる。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年9月28日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386