中国の王毅外交部長(外相)はこのほど、米ニューヨークにある国連本部で開催中の第69回国連総会の一般討論演説で、来年迎える第2次世界大戦勝利70周年を今回の議題に盛り込むことを歓迎した。人民網が報じた。
王部長は、「世界反ファシズム戦争勝利と国連創設70周年にあたる来年は、中国人民抗日戦争勝利70周年でもあり、特別な歴史的意義がある年だ。過去を振り返るのは、今ある平和を大切にするためで、歴史を銘記してこそ、明るい未来を切り開くことができる」と語った。
また、「70年が過ぎた。当時を振り返ると、歴史的事実は非常にはっきりしており、功労と過失・是と非についてはすでに定論がある。歴史を改ざんすることも、歪曲することもできない。70年たった今、人類の正義と良識を守らなければならず、侵略を否定し、歴史を歪曲する言動の隠れ家をなくすべきだ。国連憲章や2次大戦の成果を共に守り、永遠に戦争をせず、恒久的な平和という信念を人の心に深く刻み、代々伝えていかなければならない」と強調した。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年9月28日