中国国務院の李克強総理は現地時間14日夜、イタリア・ローマで同国のマッテオ・レンツィ首相と会談後、共同記者会見を行った。新華網が伝えた。

　李総理は、「今年は中国とイタリアの全面的戦略パートナーシップ締結10周年となる。両国関係の発展は今、過去を受け継ぎ未来を切り開くという重要な時期にさしかかっている。中国はイタリアとの政治的相互信頼を強め、両国関係の政治的基盤を固め、実務協力の潜在力を発掘し、貿易と相互投資の水準を高め、インフラ建設、エネルギー、金融、革新、中小企業などの面での協力を強めていくことを望んでいる。両国は共に文化大国であり、人的・文化交流の実施において先天的な強みを持つ。両国は今後も、文化、教育、観光などの分野で協力を強めていくべきだ」と指摘した。

　レンツィ首相は、「李総理の訪問期間中、双方は一連の新たな協力協定に調印した。イタリアは中国と共に、両国の全面的戦略パートナーシップ締結10周年を祝い、両国関係の発展を引き続き推進していきたいと望んでいる」と述べた。（編集SN）

　「人民網日本語版」2014年10月15日