中国国務院の李克強総理は現地時間14日夜、イタリア・ローマのバルベリーニ宮殿で、同国のマッテオ・レンツィ首相と共に、中国イタリア企業家委員会の委員および企業家代表と会見し、挨拶を述べた。中国新聞社が伝えた。
李総理は同委員会が設立から4カ月で得られた成果を高く評価し、「今回、両国企業が調印した協力協定の総額は100億ドルを上回った。構造的に見ると、双方向の投資と技術・金融面の協力が多い。これは、両国の協力が単なる商品の売買という関係を超越したことを意味し、協力の品質・水準の高さを体現している」としたほか、「両国のビジネス界は両国協力の主体であり、新しい活力だ。両国は今、革新駆動の時代に入っており、これには科学技術の革新だけでなく、ヒューマニズムの精神が必要だ。両国の企業家がこのチャンスをつかみ、互いの強みを発揮し、協力の規模を拡大し、全方位的な協力パートナーシップを構築し、現代のマルコ・ポーロとなり、両国の企業間協力を新たなレベルに押し上げ、共により多くの成果を創造することを望んでいる」と述べた。
レンツィ首相は「イタリアと中国はいずれも悠久の文化を持つ国だ。両国は伝統的に深い友情があり、協力の基盤も固い。イタリアは中国と共に、経済のグローバル化がもたらす試練に対応していきたい。両国の企業が革新の精神でもって、貿易・投資・金融協力を拡大し、両国関係の発展の原動力となり、両国民に利益をもたらすことを望んでいる」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年10月15日