英国国家統計局(ONS)の最近の研究によると、働く女性が増加するにつれ、男性と女性の間にあった予想寿命の差が縮まっている。その原因は女性が抱えるストレスが増大しているためで、「寿命が長い」という女性の優位性に陰りが見えている。中国新聞網が海外メディアの報道を引用して報じた。
英国で、2011年から2013年に生まれた子供の予想平均寿命は男性78.9歳、女性82.7歳と、3.8歳の差がある。しかし、1980年代は、この差が6歳だった。
その差が縮まっている主な原因は、社会が発展するにつれ、主婦の女性が減り、男性と同じように働くようになっているため、直面するストレスが大きくなっているからと分析されている。現在、女性の喫煙率や泥酔率も男性と肩を並べるようになっており、これも健康を脅かす原因となっている。そのほか、現代社会において、鉱山や建築現場など、危険な肉体労働に従事する男性が減っていることが、男性の予想平均寿命向上につながっている。
現在、英国の主婦は20年前の300万人から200万人まで減少した。専門家は、今の政府政策が、望んでいるかにかかわらず女性が働かなければならない状態にしており、経済的ストレスが女性に悪影響をもたらしていると見ている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年10月15日