人民網主催の第3回中国人訪日観光写真コンテストの授賞式が北京で開かれた。中日青年交流センター、中日友好協会、中国観光研究院、日本自治体国際化協会、日本国際協力機構、日本政府観光局など、両国の友好機関や地方政府、観光分野の関係者およびコンテストの受賞者など約50人が参加した。
第3回を迎える同コンテストは昨年12月に始動し、約1年間に約2千作品が寄せられ、コンテストの規模、作品の独自性や質のいずれにおいても過去2回を上回るものとなった。
主催者である人民網の羅華副総裁は式辞において、「本コンテストは中国のネットユーザーが日本を理解する重要なルートとなっており、中日民間交流の大きな窓口の一つに成長している」と挨拶した。
共催者である株式会社Channel J代表取締役、佐田正樹社長は、自民党の二階俊博総務会長と日本観光局松山良一理事長からの祝賀メッセージを代読した。二階総務会長は、「コンテストの企画を立ち上げ、民間レベルのイベントとしては最大級のものに育て上げた人民網の3年来の尽力に敬意を表する」と挨拶し、松山理事長は「写真を通じた日中両国民の相互理解や交流がさらに深まることを祈念する」と今後の活動に期待を寄せた。
同コンテストはプロカメラマン部門とアマチュアカメラマン部門に分けられ、2回の審査とネットユーザーの投票によって計15作品が選出された。最高賞であるプロカメラマン部門の特等賞に輝いた王希宝(ワン・シーバオ)さんは受賞後、「改めて撮影を学ぶ機会と日中交流の機会を提供してくれた人民網に感謝する。コンテストが今後ますます充実したものになり、多くの旅行者と写真愛好家が写真を通じて交流していくことを願う」と語った。
中国人訪日観光写真コンテストは、外務省、観光庁、経済産業省の後援、キヤノン、トヨタ自動車、東芝など10社余りの日本企業の協賛を受け、財団法人日中経済協会、株式会社Channel Jおよび日本の数多くの地方自治体の協力を得て開催されている。2010年に始まったこのコンテストは、中国人観光客の目に映る日本の光景を、ネットを通じて写真で伝え、両国の相互理解と民間交流を促すもので、中国のネットユーザーが日本を理解するための窓口、そして日中両国の民間交流の縮図となっている。(編集IM)
「人民網日本語版」2014年12月10日
受賞作品一覧
プロカメラマン部門
特等賞(1名)
1等賞(1名)
2等賞(1名)
3等賞(2名)
アマチュアカメラマン部門
特等賞(1名)
1等賞(1名)
2等賞(2名)
3等賞(3名)
人民網賞(3名)