2014年12月10日  
 

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日本の2014年流行語大賞 社会のマイナス心理が反映

人民網日本語版 2014年12月10日16:21

日本の世論を反映する、年末恒例の「2014ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が発表された。安倍政権が行使を推し進める「集団的自衛権」と、お笑いコンビ・日本エレキテル連合の「ダメよ~ダメダメ」が大賞を受賞。このほか、「ありのままで」「カープ女子」「壁ドン」「危険ドラッグ」「ごきげんよう」「マタハラ」「妖怪ウォッチ」「レジェンド」がトップテンに入った。央広網が伝えた。

新語・流行語大賞は1984年に創始され、毎年12月上旬に発表されている。候補となる言葉は「現代用語の基礎知識」の読者アンケートによってノミネートされ、その中から選考委員会によってトップテンと年間大賞が選定される。日本で最も権威ある年度流行語大賞だ。

今年のトップテンを見ると「マイナスエネルギー」を持つ言葉が多数を占めている。

まず、「集団的自衛権」。安倍首相がいくら説明をしようとも、国民にとっては十分な理解ができていない状態だ。そんなうやむやな状態のまま、今回流行語となってしまった。集団的自衛権という用語は30数年前の「現代用語の基礎知識」からすでに収録されており、これまでは「現憲法下では『違憲』」とされてきたが、今年、安倍政権の「操作」により突然解釈が変更されてしまった。

「ダメよ~ダメダメ」は女性お笑いコンビ・日本エレキテル連合のギャグで、流行語になったことに対して、各界から驚きの声が上がっている。ある日本メディアは、「戦後も70年を迎えようとしているのに日本人はやっぱり相変わらずの日本人で、NOときっぱり言えない」と指摘。そんな曖昧な国民性のため、セクハラが横行し、景気は低迷を続け、憲法を破壊するような閣議にも反対できない。しかし、所得や雇用機会の減少、生活環境の悪化に伴い、感情を直接表現するのを嫌う日本人もとうとう我慢ができなくなった。3つの「ダメ」を並べ立てることで、心の中の強烈な怒りをはっきりと表し、卑劣な行為を一喝することができる。


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