中国を訪問中のタイのプラユット首相は23日午前、全国鉄道管理指揮センターを見学し、京津(北京―天津)都市間鉄道を体験した。海外網が伝えた。
プラユット首相は23日午前10時、北京南駅から京津都市間鉄道に乗車した。首相夫人のほか、多くの政府関係者が随行した。首相と夫人が座席につくと、中国鉄道業界の責任者はこの機会を逃すまいと、中国の鉄道建設・運営・安全保障の状況などについて紹介した。
プラユット首相は「多くの国が我が国での鉄道建設を望んでいるが、我々はやはり中国との協議を続けていきたい。両国は今、共同出資の方法や収益の分配について話し合いを進めているほか、列車の運営はタイが行い、中国がタイに修理・メンテナンス拠点を建設することなどをめぐり、具体的な協議を進めている」と述べたほか、線路の一部分はタイが出資・建設し、車両と通信・信号システムは中国が請け負うという案を提起した。
プラユット首相は中国高速鉄道管理センターを訪れると、「旅客列車と貨物列車は分けて運営するのか」、「タイの古い鉄道線路で時速160キロの高速鉄道を運行すると、他の車両の通行に影響を及ぼすか」など、鉄道の管理、列車の配置などの問題について細かく質問した。タイ・中国高速鉄道プロジェクトの中国側責任者は、これらの質問に答えたほか、「対応策で問題を解決するので、どうぞご安心下さい」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年12月24日