2015年6月11日  
 

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「ドラえもん」から見る各国の特色外交 日本はアニメ、中国はパンダ

从蓝胖子看各国特色外交:日本推动漫 中国萌熊猫

人民網日本語版 2015年06月11日10:31

日本动画片《哆啦A梦:伴我同行》5月28日在中国上映后,4天票房2.39亿元人民币,创下票房纪录。从1991年央视首次播放《机器猫》开始,“蓝胖子”陪伴着几代中国观众的成长,成为许多人童年记忆中一个深刻印象。除了形象呆萌、故事感人,“蓝胖子”走红世界的“威水史”并不是偶然,背后是日本政府对动漫外交战略的大力扶持。

1979年,《哆啦A梦》在日本首播,播出后随即掀起热潮。时至今日,“蓝胖子”在全球35个国家播出过,包括美国。2002年,“蓝胖子”被美国《时代》周刊评选为十大“亚洲英雄”之一,是唯一一个入选《时代》排行榜的日本虚拟角色。

日本素有“动漫王国”之称,是世界上最大的动漫制作和输出国,其动漫产业深深植入文化之中。1996年,日本明确提出要从经济大国转变为文化输出大国,将动漫等文化产业确定为国家重要支柱产业。经过近20年发展,动漫产业已经和日本电器、日本汽车并列,成为三大影响全球的“日本制造”。

不仅如此,日本政府把文化输出提高到外交的层次,动漫文化成为提升国际影响力的重要途径。动漫外交作为日本公共外交的主要载体,走柔性路线,主要目标在于“笼络人心”。于是,从凯蒂猫到“蓝胖子”,从《铁臂阿童木》到《千与千寻》,这些动漫在征服各国观众的同时,也在为日本树立国家形象助力。2008年,日本外务省任命哆啦A梦为日本史上首位“动漫文化大使”;2013年,哆啦A梦又成为日本申办2020年夏季奥运会的“特殊大使”。

其实,不仅日本,为了在国际社会树立良好的国家形象,各国政府都在积极构建和推行各种“特色外交”手段。例如中国的“熊猫外交”、“乒乓外交”、印巴的“板球外交”、英国的“王室外交”,甚至近期乔治小王子的“尿布外交”,还有美国总统的“庄园外交”、韩国的“泡菜外交”以及澳大利亚的“考拉外交”等。

我们知道,传统外交由政府主导,相对来说更严肃、神秘和敏感。此时,行为主体更多元化、手段更柔软和更具弹性的公共外交成为一种有效的补充。公共外交是一个国家软实力建设的重要手段,无论是一只呆萌的熊猫、一场激烈的板球比赛,还是风靡多国的“蓝胖子”,它们都在向世界展开“魅力攻势”,“攻击”的目标是要打动世界民众的心,通过打动人心,争取世界的认同。

日本の3DCGアニメ映画「STAND BY ME ドラえもん」が28日に中国で公開され4日間で興行収入2億3900万元(約47億9195万円)を超え、中国で公開されたアニメ映画史上、過去最高の記録を打ち立てた。1991年から中国中央テレビ(CCTV)で放映を開始されたアニメ「ドラえもん」は、中国の数世代にわたる視聴者の成長を見守り、多くの子供たちの記憶の中に深い印象を残してきた。可愛らしいキャラクターに感動的な物語で、世界中で大ヒットを記録した、「STAND BY ME ドラえもん」の快進撃は決して偶然の出来事ではなく、背後には日本政府のアニメ文化外交の戦略が大きな役割を果たしている。

1979年、現行版アニメ「ドラえもん」の放送が日本で開始されると、瞬く間にドラえもんブームが巻き起こった。現在までに、「ドラえもん」は中国や米国を含む世界35カ国で放送されている。2002年、「ドラえもん」は米タイム誌の「アジアの10大ヒーロー」のうちの「1人」に選ばれ、米「タイム」誌のランキングに唯一ランクインした日本のキャラクターとなった。

日本はもともと「漫画・アニメ大国」と呼ばれ、世界最大のアニメ制作国かつ輸出国であり、漫画・アニメ産業は深く日本文化の中に浸透している。1996年、日本は明確に経済大国から文化輸出国へのモデルチェンジを目指し、漫画・アニメなどの文化産業を国家の重要な基幹産業に位置付けた。約20年の発展を経て、漫画・アニメはすでに日本の家電、自動車と並ぶ世界に影響を与える3大「メイド・イン・ジャパン」ブランドとなった。

これだけでなく、日本政府は文化輸出を外交レベルにまで高め、漫画・アニメ文化を日本の国際的な影響力を高める重要な手段とした。日本の広報文化外交(パブリックディプロマシー)の主要なメディアとしてソフト路線を走るアニメ外交の主要な目的は人の心をつかむことだ。実際、「ハローキティ」や「ドラえもん」「鉄腕アトム」「千と千尋の神隠し」といったアニメ・映画が世界各国の観衆を魅了すると同時に、日本の国家イメージを樹立するのにも大いに役立った。2008年、日本の外務省はドラえもんを史上初めて「アニメ文化大使」に任命し、2013年には、2020年夏季五輪招致のスペシャルアンバサダー(特別大使)にも任命した。

実際、日本だけでなく、国際社会で国家の良好なイメージを樹立するために、各国政府は積極的に特色ある外交手段を展開している。例えば、中国の「パンダ外交」や「卓球外交」、インドやパキスタンの「クリケット外交」、英国の「王室外交」、さらには最近では英ジョージ王子の「オムツ外交」、米大統領の「荘園外交」、韓国の「キムチ外交」、オーストラリアの「コアラ外交」などだ。

我々が知っている政府主導の伝統的な外交は相対的にシリアスかつ神秘的で敏感なものだ。しかし現在、行動の主体はより多元化され、手段もより柔軟性があり、フレキシブルな広報文化外交が本来の外交を補助する有効な手段となっている。広報文化外交は国家のソフトパワーを構築する重要な手段であり、可愛いパンダであろうと、激しいクリケットの試合だろうと、多くの国を一世風靡したドラえもんであろうと、世界中で「魅力攻勢」を展開している。「攻撃」の目標は、世界の人々の心を打つことであり、人々を感動させることで、世界の評価を手に入れることだ。

「人民網日本語版」2015年6月11日

 

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