6月初、浙江省青田県小舟山郷の333ヘクタール以上にわたる棚田では菜の花の収穫が終わり、田んぼに水が張られて田植えのシーズンを迎えていた。何層にも重なる棚田の美しい風景は現地の農村観光発展における「金の名刺」になっている。
田植えシーズンは山間部農村の忙しい生産の時期の訪れを告げるもので、頭に笠をかぶり、作業着を着た農家たちが牛を連れて棚田を耕す様子は、伝統的な農耕文化のムードを漂わせている。田植えの時期に農家たちはコイの稚魚を水田に放して稲と一緒に育て、「水田で魚を養殖し、魚が稲を守り、米の増産と魚の養殖を実現」している。新華社が伝えた。
青田県小舟山郷の棚田の四季の美しい風景は「春は一面に金の鎖が延び、夏は何層もの緑の波が続き、秋には金色の山が重なり、冬には青竜が連なる」と言い表されている。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年6月12日