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アクセサリーデザイン界のアカデミ賞 中国人デザイナーが金賞受賞

 2015年06月15日13:25

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英ゴールドスミス協会主催のクラフトマンシップ・デザイン・アワードで、この度、中国人女性・劉蔓(Isbella Liu)が3部門の金賞、2部門の銀賞を授与され、今回の受賞数最多の、最年少デザイナーが誕生した。うち、「mending(修復)」シリーズのジュエリーが「3Dデザイン・ファッション・ジュエリー賞」及び「評価委員会特別賞」部門で金賞を受賞した。

「mending(修復)」シリーズは計5作品。いずれも金色のアクセサリーと白い陶器を組み合わせ、ジュエリー・アクセサリーと彫刻・塑像のユニット作品となっている。劉蔓さんは「この金色のヒビは、アクセサリーとして身に付ければ、作品のコンセプトを感じてもらえるでしょう。身から外し、白い陶器の中に戻ることは“mending(修復)”を意味しています」と説明している。「また、「mending(修復)」は「創傷」と「治癒」の意味を含みます。作品との交流を通して、コンセプトである「ヒーリング」が感じられるようになっています」と述べている。

実は劉蔓さんにとって、「創傷」「痛み」を創作テーマにした作品は今回が初めてではない。「mending(修復)」シリーズ作品の前に、「瘢痕」をテーマにした作品も創出している。そのコンセプトは劉蔓さんが子どもの頃、花火で火傷を負ったときの瘢痕を由来としている。あの皮膚が焦げた匂いや、病院で治療を受けた時など、劉蔓さんが記憶しているすべての場面や感じた気持ちなどがすべて、作品“Scar is No More a Scar”に凝縮されている。この作品をきっかけに、劉蔓さんは「創傷」の記憶を装飾品として昇華させる方法を模索するようになったと言えよう。

劉蔓さんは「子どもの頃に受けた傷やその痛み、海外での勉学や仕事で遭遇した数々の嫌な出来事はすべて、いつか栄光を得るために神が我々に与えた試練だと思っています」と述べている。

どんな苦難にも試練と捉え、命あることを感謝していくこと、それが「ヒーリング」の基点なのだ。

「チャイナネット」2015年6月15日

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