ファンから「妮妮老大」と呼ばれている女性のインターネットアナウンサーは、毎晩8時になるとメイクやライト、カメラの調整を行い、コンピュータの向こう側で待つ何千人というファンと一緒におしゃべりやゲームを楽しむ。彼女のファンはゲーム会社から彼女向けの架空のギフトを購入し、彼女はその消費額からマージンをもらうことで収入を得る。毎月約6千元(約11万9400円)ほどになる収入は、彼女の同級生の中では悪くないほうだ。ネット利用者から「国王」と呼ばれるファンは彼女のために10数万元(約200万円以上)やそれ以上を費やし、数多くのファンが見守る中で女性アナウンサーのために数々のギフトを贈る。中国新聞網が伝えた。
自宅から中継する他に、ネットカフェ(インターネット接続だけでなく、会議や休憩、コーヒーなどのサービスを提供する)も人気向上のために妮妮さんを招いて中継することがある。ネットの女性アナウンサーはイメージが重要で、普段は「オタク」のような生活をしていても、提携先のネットカフェへ行く場合はファッションに気を配り、納得してから出かける。
ファンの中にはオフラインでも彼女を追いかける人がいる。恋愛はやはり縁があるため、こうしたファンに対して妮妮さんは慎重な態度を崩さない。夜中の放送の際には母親が彼女の健康を気遣って果物を差し入れ、ファンたちも彼女が放送中に飲食をしても気にしない。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年6月23日