騒々しく賑やかな大都会での高収入の仕事と上海の戸籍を捨て、彼女は江西省の村の幹部になった。江西省奉新県赤田镇での生活が穏やかなだが、村の人たちと急速に事業を発展させてきた。新華網が伝えた。
方月萍さん(34)は2008年に華東理工大学修士課程を卒業し、上海の会社で研究開発の職に就いた。上海で仕事をしている3年の間、ずっとまともな目標を見つけずにいた。彼女は「ただ家を買うために、朝9時から5時まで実験室の中にいて、味気ない生活だった」と言う。
方さんは2011年9月、家族に内緒で村の幹部の仕事に応募し、奉新県赤田镇赤田村の党支部書記補佐に合格した。その後、彼女は夫に仕事を辞めるよう説得して、二人で地元の中国郵便貯金銀行から10万元(約200万円)の融資を受け、現地の村人と共に新たな道に一歩踏み出した。
現在、方さんが設立した春暁協同組合には600人近くの人が集まり、約467ヘクタールの土地に苗を植えた。今は、方さんがリーダーシップを取り、現地の市場でよく売れる高品質の米の栽培について村民たちに指導するだけでなく、レジャー観光農業への展開を計画している。彼女は「これからの道のりは長いが、村の人たちの協力があるので、どんなに苦労しても孤独を感じることは全くないです」と語った。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年7月13日