国務院僑務弁公室が主催し、北京市僑務弁公室が実施する「華僑と抗日戦争−−抗日戦争勝利70周年記念写真展」が4日、北京国家水泳センター(水立方)で開幕した。国務院僑務弁公室室長の裘援平氏、北京市人民代表大会常務委員会副委員長の李昭玲氏が開幕式に出席し、式辞を述べた。サマーキャンププログラム「中国ルーツ探しの旅」で北京を訪問中の華僑の青少年約100人も開幕式に出席した。
裘氏は「1931年の満州事変から1945年の抗日戦争勝利にいたる、14年の長い年月において、国と故郷を愛する心を持つ海外の華僑は祖国の人々と心を1つにし、困難に共に立ち向かい、抗日救国運動の波を起こし、人の心を打つ多くの文章を書き残した。北京国家水泳センターは海外華僑・華人および香港・マカオ・台湾の同胞が2008年北京五輪のために出資・建設したもの。ここで『華僑と抗日戦争』写真展を開催することで、華僑の烈士をしのび、愛国の伝統を受け継ぎ、共に未来に向かい、民族復興を実現するという共通の願いが体現された」と述べた。
李氏は、「今年は中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年にあたる。この重要な歴史的節目に、この写真展が開催されることは、抗日戦争の勝利を記念するだけでなく、『過去のことを忘れず、後々の戒めとする』『歴史を鑑とし、未来に向かう』という精神を伝えることにつながる」と述べた。
同写真展は、「満州事変前の華僑の抗日救亡運動」「全面的な抗日戦争の勃発、華僑の抗日救亡運動がピークに」「華僑居住地での反ファシズム闘争」「永遠の思い出」「歴史を心に刻み、国辱を忘れない」の5つのパートに分かれ、100点が展示されている。開催期間は2カ月。写真展は世界約20カ国・地域で巡回展示される。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年8月6日