「赤色写真展」の様子 |
「赤色写真展-中国共産党が指導した抗日戦争の記録」(中国人民抗日戦争記念館、中国人民革命軍事博物館共催、中国抗日戦争史学会、北京中国抗日戦争史研究会協賛)と題する写真展が2日、中国人民抗日戦争記念館で始まった。開催期間は今年8月まで。京華時報が伝えた。
同写真展では、葉挺氏、呂正操氏、沙飛氏、葉昌林氏、葉曼之氏、田経緯氏ら抗日戦争(日中戦争)期に八路軍に従軍した戦場カメラマン53人が撮影した歴史の記録写真約350点のほか、中国人民抗日戦争記念館の貴重な歴史文物約40点が展示されている。
戦場カメラマンたちは凄惨な戦争を記録する一方、時には心温まる瞬間も捉えた。沙飛氏が1940年に撮影した「将軍と幼女」という一連の写真には、八路軍が戦火の中から日本軍に捨てられた幼い少女を助け出す様子や、その少女を聶栄臻将軍が自らの手で世話をし、日本軍に引き渡す過程が映し出されている。これらの写真は1941年に雑誌「解放画報」で発表されるとともに、砲弾を使って敵の拠点に打ち込まれ、非常に大きな反響を呼び起こした。中には雑誌を手に八路軍に投降してくる日本軍兵士もいた。この写真の日本人少女・美穂子さんは1980年に一家とともに聶栄臻元帥を尋ね、中日友好の使者となった。(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年7月4日