北京市公安局は20日、微博(ウェイボー)の公式アカウント「平安北京」で、犯罪情報提供の面で突出している「朝陽区の区民」と「西城区の中年女性」のキャラクターを公開。キャラクターが描かれたTシャツも製作し、テロ撲滅宣伝品と共に、熱心に情報提供してくれたネットユーザーにプレゼントするという。中央放送網が報じた。
最近、買春や薬物使用に手を染めたとして、市民から通報があり、芸能人らが逮捕されるケースが相次ぎ、「朝陽区の区民」は、ネット上で、「CIA」、「KGB」、「MOSSAD」、「MI6」に継ぐ「情報機関」と称された。北京の犯罪摘発の面で、「朝陽区の区民」のほか、各区・県の住民も活躍している。うち、西城区で寄せられる犯罪の情報の7割以上が中年の女性からで、今年だけでも、中年女性から、テロ関連の情報72件が寄せられた。そのため、「朝陽区の区民」と「西城区の中年女性」は、ネットユーザー上で大きな話題ともなった。そして、テロ撲滅の宣伝効果を強化するため、平安北京は、「朝陽区の区民」と「西城区の中年女性」をキャラクター化し、情報提供を求めている。キャラクターは、絵が得意な警察官が描いたといい、ネット上で宣伝されている。
警察は、「犯罪を目の前にすれば、誰でも『朝陽区の区民』や『西城区の中年女性』のように通報してほしい。市民やネットユーザーには、疑わしい情報を聞いたり、見たりしたら、すぐに公安機関に知らせてほしい。警察と市民が一体になって、平和な首都を作り出したい」としている。
「人民網日本語版」2015年8月21日